三菱重工技報
    Vol. 55 No. 2 (2018)   新技術特集
    技術論文
    高い安全性と工事施工期間の短縮を実現する中性·常温型化学洗浄技術の開発

    Development of Neutrality and Ambient Temperature Type Chemical-Cleaning Technology which Hydrogen Hardly Generate and the Construction Period can be Shortened
    野口良典
    Yoshinori Noguchi
    田上直人
    Naoto Tagami
    横山裕
    Yutaka Yokoyama
    江川薫
    Kaoru Egawa
    大久保宏樹
    Koki Ohkubo
    山邊雄也
    Yuya Yamabe
    野口良典
    田上直人
    横山裕
    江川薫
    大久保宏樹
    山邊雄也
    発電プラント等の水系統では,スケール付着や錆発生によりトラブルを誘発する可能性があるため,定期的にスケールおよび錆の除去洗浄を実施している。三菱重工業(以下,当社)では,高い安全性と高い施工性を目的とした中性かつ常温型の化学洗浄技術を開発している。現在,火力発電プラント設備を中心に電磁フィルタ,HRSG蒸発器管(排熱回収ボイラ),火炉蒸発管(ドラム型,貫流型)に付着したスケールの洗浄性評価試験や実機洗浄施工を展開し,高い安全性と工事施工期間の短縮を実現するアフターサービス工事への適用を推進している。

    製品・技術