三菱重工技報
    Vol. 55 No. 2 (2018)   新技術特集
    技術論文

    薄膜UTセンサを用いた運転中プラント遠隔モニタリングシステムの開発

    Development of the Remote Monitoring System for the Operating Power Plant using the Thin-film UT Sensors

    山本裕子
    Yuko Yamamoto
    近藤一海
    Kazuumi Kondo
    木村是
    Tadashi Kimura
    川浪精一
    Seiichi Kawanami
    板橋佑真
    Yuma Itahashi
    小平武志
    Takeshi Kodaira
    山本裕子
    近藤一海
    木村是
    川浪精一
    板橋佑真
    小平武志

    薄膜UTセンサ等の超音波センサで取得した測定データを離れた場所へ無線で送信できる無線通信機能付き超音波パルサレシーバを開発した。薄膜UTセンサと組み合わせて,配管などに設置することで,運転中の高温配管の遠隔連続モニタリングが実現する。開発した超音波パルサレシーバは電源供給が無い場所でも使用できるよう乾電池駆動とし,設置個所を選ばない手のひらに乗るサイズまで小型化した。本稿は,開発した超音波パルサレシーバの技術仕様に加え,薄膜UTセンサと組み合わせた遠隔モニタリングシステムの展開について述べる。