三菱重工技報
    Vol. 60 No. 4 (2023)   サービス技術特集
    技術論文
    工程短縮に寄与する超音波技術を活用したプラント設備の高効率検査サービス

    High-efficiency Inspection Service of Plant Facilities Utilizing Ultrasonic Technology that Contributes to Process Shortening
    浦田幹康
    Mikiyasu Urata
    久保田雄貴
    Yuki Kubota
    石本雄介
    Yusuke Ishimoto
    和田貴行
    Takayuki Wada
    大山博之
    Hiroyuki Ohyama
    浦田幹康
    久保田雄貴
    石本雄介
    和田貴行
    大山博之
    火力·原子力などの発電プラントでは,定期検査の工程短縮が求められており,高効率な検査サービスの確立が望まれている。しかしながら,プラント配管や,ボイラ伝熱管の腐食減肉検査には,足場架設や,管外面スケール除去などの付帯工事が発生するため,それらに係る時間とコストの低減が課題であった。その対策の一例として,最小限の付帯工事でプラント配管の減肉部を効率的にスクリーニング可能な検査サービスと,外面スケールを除去することなく,ボイラ伝熱管の肉厚と内面スケール厚さを計測可能な検査サービスを開発した。これらにより,プラント設備の腐食減肉検査に必要な付帯工事を低減し,定期検査の工程短縮に貢献する。

    製品・技術