三菱重工技報
    Vol. 58 No. 1 (2021)   新製品·新技術特集
    技術論文
    火力発電プラント水処理の現状と新技術
    (脱ヒドラジン,JIS改正,水質診断)

    Current Status and New Technology of Water Treatment in Thermal Power Plants
    (Non-Toxic Oxygen Scavenger, Japanese Industrial Standard Revision, Water Quality Diagnostic)
    赤嶺博史
    Hiroshi Akamine
    田村真吾
    Shingo Tamura
    中本充
    Mitsuru Nakamoto
    椿﨑仙市
    Senichi Tsubakizaki
    中土雄太
    Yuta Nakatsuchi
    澤津橋徹哉
    Tetsuya Sawatsubashi
    赤嶺博史
    田村真吾
    中本充
    椿﨑仙市
    中土雄太
    澤津橋徹哉
    火力発電プラントにおいてプラント水処理は,ボイラ·タービン系統内での腐食発生,スケール生成·付着,タービンへのキャリオーバなどの障害を防止するために実施されている。ボイラ·タービンの要求水質は,JIS B8223において規定されており,新知見による定期的な改正に三菱パワー株式会社も(以下,当社)参画している。また,当社は,重大な問題が発生する可能性のある予兆の早期発見や,プラントの効率改善に寄与する取り組みとして,『TOMONI水質診断』システムを開発し,実機適用を拡大している。

    製品・技術