三菱重工技報
    Vol. 58 No. 1 (2021)   新製品·新技術特集
    技術論文
    高効率ガスタービンの安定運転を実現する振動抑制技術·予兆検知技術の開発

    Development of Acoustic Damper and Short-Term Prediction Technology for Stable Operation of High Efficiency Gas Turbine
    甲田貴也
    Takaya Koda
    中森友仁
    Tomohito Nakamori
    松山敬介
    Keisuke Matsuyama
    小山敦史
    Atsushi Koyama
    松村嘉和
    Yoshikazu Matsumura
    中村聡介
    Sosuke Nakamura
    甲田貴也
    中森友仁
    松山敬介
    小山敦史
    松村嘉和
    中村聡介
    ガスタービンの高効率化·高出力化のためタービン入口温度を上昇させるとともに,低排出化を達成するため希薄予混合燃焼を採用している。これにより,燃焼が不安定化し燃焼器の圧力変動(燃焼振動)が増大するリスクがある。安定運転実現のため,音響減衰付与により燃焼振動を安定化させるデバイス(音響ダンパ),ならびに短時間で急激に振幅が増大する燃焼振動の予兆検知技術の開発を行った。三菱パワー株式会社高砂工場ガスタービン·コンバインドサイクル実証発電設備においてこれらの検証を行い,安定運転の実現に貢献した。

    製品・技術