三菱重工技報
    Vol. 60 No. 2 (2023)   物流·冷熱·ドライブシステムドメイン特集
    技術展望

    ガスエンジンコージェネレーションシステムによるCO2削減

    CO2 Reduction by Gas Engine Cogeneration System (Combined Heat and Power)

    吉栖博史
    Hiroshi Yoshizumi
    古川雄太
    Yuta Furukawa
    高塚正夫
    Masao Takatsuka
    石田道靖
    Michiyasu Ishida
    磯野憲一
    Kenichi Isono
    吉栖博史
    古川雄太
    高塚正夫
    石田道靖
    磯野憲一

    低炭素·脱炭素社会の達成に向けた世界的な動きが加速している。ガスコージェネレーションシステムは,熱電併給が可能なシステムであり,省エネルギーな分散型エネルギーシステムである。三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(MHIET)では,ガスコージェネレーションシステムの発電装置の一つであるガスエンジンとして,1台あたり315~5750kWをカバーするエンジンをラインアップしており,小規模な分散電源から施設,工場等のコージェネレーションシステム,複数台を利用した事業用発電まで対応している。MHIETのガスエンジン製品ラインアップと特徴,CO2削減効果,今後の技術展望について紹介する。