三菱重工技報
    Vol. 60 No. 2 (2023)   物流·冷熱·ドライブシステムドメイン特集
    技術論文

    データセンター向け電子制御非常用発電エンジンの開発

    Development of Electronic Control Emergency Generator Engine for Data Center

    渡邉壮太
    Sota Watanabe
    小川久雄
    Hisao Ogawa
    田村太郎
    Taro Tamura
    今森祐介
    Yusuke Imamori
    田中健吾
    Kengo Tanaka
    鶴岡誠司
    Seiji Tsuruoka
    渡邉壮太
    小川久雄
    田村太郎
    今森祐介
    田中健吾
    鶴岡誠司

    データセンターや半導体工場向け非常用発電エンジンの大出力化に対応するため,現在三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社が販売している機種S16R2をベースに,フットプリントを維持しながら10%高出力化した電子制御非常用発電エンジンを開発した。自社開発したコモンレール式電子制御燃料噴射システムをエンジンに搭載することで,高出力化に加えて,負荷投入性や排ガス性能の向上も実現している。これまでにエンジン単体の性能検証及び耐久検証を終えており,発電機とカップリングした発電セットでの性能検証が完了後,市場投入予定である。