三菱重工技報
    Vol. 59 No. 3 (2022)   デジタルイノベーション特集
    技術論文
    再エネ事業の最適な運用保守を支援するAI技術

    AI Technology that Supports Optimal Operation and Maintenance: How Contribute to Renewable Energy Projects Toward Decarbonization
    酒見光太郎
    Kotaro Sakemi
    滝口裕子
    Yuko Takiguchi
    大橋良平
    Ryohei Ohashi
    土坂祐太郎
    Yutaro Tsuchisaka
    岩崎薫
    Kaoru Iwasaki
    酒見光太郎
    滝口裕子
    大橋良平
    土坂祐太郎
    岩崎薫
    脱炭素化を目的とした再エネ事業の重要性が高まり,適切な運用保守に対する事業者ニーズが拡大している。本取組みでは,陸上·洋上含む設備容量の増加が進む風力発電に着目し,風力発電所全体の事業収益を最大化することを目的として,三菱重工業株式会社のデータ分析·AI技術を活用したENERGY CLOUD®を適用し,実フィールドにて運用保守への有効性検証を実施した。本報では数％～10％程度の事業収益を改善する見通しを得た設備状態の見える化,電力市場価格の予測,定期点検計画の最適化,及び運用保守や売電の支援プロセスについて説明する。

    製品・技術