三菱重工技報
    Vol. 43 No. 1 (2006)   新製品·新技術特集
    技術論文
    潜熱回収ボイラを配した高効率下水汚泥ガス変換発電システムの実証

    Demonstration of High Efficient Power Generation System Using a New Boiler Recovering Latent Heat from Sewage Sludge Gasification Gas
    星 要之介
    Younosuke Hoshi
    石川　出
    Izuru Ishikawa
    貝原裕二
    Yuji Kaihara
    工藤弘文
    Koubun Kudou
    笹谷史郎
    Sirou Sasatani
    永山敬一
    Keiichi Nagayama
    星 要之介
    石川　出
    貝原裕二
    工藤弘文
    笹谷史郎
    永山敬一
    地球温暖化対策の一つの手段として,バイオマスの有効利用が必要とされている.下水汚泥は,下水処理プロセスで発生するバイオマス系高含水率の廃棄物であり,従来その処理におけるエネルギー有効利用は十分とはいえない .下水汚泥処理をエネルギー消費型からエネルギー自立型に転換し,地球環境保全に寄与するために,当社は,平成 15 年度から開発に着手し,平成 17 年度から実証試験を実施中である.なお本開発は,(財)エネルギー総合工学研究所,日本ガイシ(株),三菱重工業(株)の３社が,(独)新エネルギー·産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け,東京都下水道局との共同研究として実施している.

    製品・技術