三菱重工技報
    Vol. 53 No. 4 (2016)   新製品·新技術特集
    技術論文

    曲率異方性の高い複曲面の成形技術の開発

    Forming Technology Development of High Curvature Anisotropy Double-curved Surface

    河野亮
    Akira Kono
    池田陽介
    Yousuke Ikeda
    小崎貴史
    Takashi Kozaki
    深見典明
    Noriaki Fukami
    赤沼宏輔
    Kousuke Akanuma
    太田高裕
    Takahiro Ohta
    河野亮
    池田陽介
    小崎貴史
    深見典明
    赤沼宏輔
    太田高裕

    大物板材部品の成形法としてピーン成形が採用されている。一般的なピーン成形で付与される表面ひずみは等方的であるため,航空機主翼やロケットタンクのような曲率異方性を有する複曲面部品に対しては,ピーン成形前に予備曲げ加工を必要とする場合があり,設計の自由度や製造工程設計の制約となっている。そこで,予備曲げを行わずに複曲面の成形が可能なピーン成形技術を開発した。