三菱重工技報
    Vol. 52 No. 1 (2015)   新製品·新技術特集
    技術論文

    加工面段差10μm以下の高精度加工を実現する門形機MVR-Eχでの最新技術

    Latest Technologies of 5-face Machining Center MVR-Eχ for Realize the High-precision Cutting

    久良賢二
    Kenji Kura
    法山敬一
    Keiichi Noriyama
    有賀寛泰
    Hiroyasu Aruga
    粂隆行
    Takayuki Kume
    岩田康二
    Koji Iwata
    中村真吾
    Shingo Nakamura
    久良賢二
    法山敬一
    有賀寛泰
    粂隆行
    岩田康二
    中村真吾

    物部品加工における高精度加工を実現するためには,大形工作機械の機械内外の温度変化に伴う機械の熱変形を低減することが課題である。従来技術の主軸発熱による熱変形補正ではその高精度化ニーズに対応できなくなっており,新たな高精度加工技術が必要になっていた。開発した門形機MVR-Eχは主軸の内部冷却技術やサーモスタビライザコラムを国内門形機で初めて標準搭載し,より容易に高精度加工を実現できるようにした。また,オペレータの操作を支援する操作体系の構築や予防保全の機能に加え,機械の見た目改良にも取組み高精度をイメージする機械デザインを開発した。