三菱重工技報
    Vol. 52 No. 1 (2015)   新製品·新技術特集
    技術論文

    三菱重工のITERへの取組み

    -大型高性能超伝導コイル製作への挑戦 -

    MHI's Efforts towrads ITER
    - Challenges to Build Large-size High-performance Superconducting Coils -

    清水克祐
    Katsusuke Shimizu
    澤直樹
    Naoki Sawa
    山本暁男
    Akio Yamamoto
    三宅孝司
    Takashi Miyake
    岡本健
    Takeru Okamoto
    坪田秀峰
    Shuho Tsubota
    清水克祐
    澤直樹
    山本暁男
    三宅孝司
    岡本健
    坪田秀峰

    現在,ITER機構が機器/設備の設計,建設,運転,廃止措置等を担い,参加7極が機器/設備の製作を担う"物納方式"が採択され,機器/設備の製作が進んでいる。日本は,プラズマ閉じ込め用磁場を作り出すトロイダル磁場(TF:Toroidal Field)コイルをはじめとして,ダイバータ,加熱装置,計測装置等の重要な機器を調達することになっており,当社はそのほとんどに関与している。本稿では,TFコイル実機製作のための検証試験等の結果と現況を述べるとともに,プラズマ安定閉じ込めになくてはならないダイバータへの取組み状況を概説する。