三菱重工技報
    Vol. 45 No. 4 (2008)   航空宇宙特集
    技術論文

    宇宙技術の民製展開をめざして

    -1 球型中性子スペクトル計測装置-

    Aim for Commercial Using of the Space Technology
    - Single Bonner Ball Neutron Energy Spectrometer-

    木村卓也
    Takuya Kimura
    村瀬浩史
    Hirochika Murase
    粟屋伊智郎
    Ichiro Awaya
    高木俊治
    Shunji Takagi
    平田知二
    Tomoji Hirata
    河内清光
    Kiyomitsu Kawachi
    木村卓也
    村瀬浩史
    粟屋伊智郎
    高木俊治
    平田知二
    河内清光

    ボナーボールを用いた中性子スペクトル(エネルギー分布)計測装置は熱中性子から15 MeV までの比較的低エネルギー中性子スペクトルを計測する方式であるが,1998 年にスペースシャトルエンデバーに搭載され,さらには2001 年日本初の宇宙ステーション搭載装置となった.その後, その中性子スペクトル計測装置としては従来の多球型から,更に小型化をねらった1 球型タイプを開発中であるが,今後は宇宙機器としてだけでなく航空,原子力の分野にまで適用範囲を広げていくことを目標にしている.