三菱重工技報
    Vol. 42 No. 1 (2005)   新製品·新技術特集
    特集 技術論文

    灰溶融炉内高煤塵下でのスラグ温度の連続計測技術

    On-line Measurement Technology of Slag Temperature under High Density of Soot Condition in Ash Melting Furnace

    野間 彰
    Akira Noma
    原田朋弘
    Tomohiro Harada
    山下一郎
    Ichurou Yamashita
    津村陽一郎
    Yoichiro Tsumura
    井上敬太
    Keita Inoue
    野間 彰
    原田朋弘
    山下一郎
    津村陽一郎
    井上敬太

    プラズマ灰溶融炉は,ごみ焼却などで発生した有害な灰を1 500 °C程度の高温に加熱して無害なスラグに変換し,土木資材などに再利用する設備として近年ニーズが高まっている.溶融スラグは高温であり,溶融スラグの強い侵食性から耐火物の耐久性が問題となっており,スラグ温度を適正範囲内で管理する必要がある.しかしながら,現状の保護管付き熱電対は数時間で溶損し,市販の放射温度計は炉内煤塵雰囲気のために適用が困難である.
    本技術は炉内煤塵雰囲気を透過する2波長域の遠赤外光を検出し,スラグ液面の温度を計測する技術であり,非接触連続計測が可能である.スラグ温度を適切に管理することにより耐火物寿命が向上し,灰溶融炉の実用化に貢献することができた.