三菱重工技報
    Vol. 59 No. 4 (2022)   カーボンニュートラル特集
    技術論文

    ボイラからの置換えによるCO2排出量削減とランニングコスト低減の両立を目的としたヒートポンプ技術の取組み

    Heat Pump Technology to Reduce CO2 Emissions and Running Costs by Replacing Boilers

    水野尚夫
    Hisao Mizuno
    嶋村健吾
    Kengo Shimamura
    秋田和郎
    Kazuo Akita
    岡田有二
    Yuji Okada
    水野尚夫
    嶋村健吾
    秋田和郎
    岡田有二

    三菱重工グループでは,事業を通じてカーボンニュートラル達成に貢献することを最優先事項として取り組んでいる。これを達成するため,化石燃料の燃焼で得ていた熱源を電化ヒートポンプへシフトすることは有効な打ち手の一つである。三菱重工グループでは,このヒートポンプ技術を用いて,ランニングコストも低減したヒートポンプ商品を市場展開し,幅広いお客様に使用していただき,社会全体でCO2排出量削減を図っている。引き続き,これら技術開発を通じてカーボンニュートラルの達成に貢献していく。