三菱重工技報
    Vol. 59 No. 2 (2022)   プラント·インフラ特集
    技術論文
    ごみ焼却施設の持続可能性を支援するAI遠隔監視·運転支援システムMaiDAS®

    AI Remote Monitoring and Operation Support Systems MaiDAS® for the Sustainability of Waste to Energy plants
    寺沢良則
    Yoshinori Terasawa
    鈴木航
    Wataru Suzuki
    江草知通
    Tomomichi Egusa
    林慶一
    Keiichi Hayashi
    山岡祐太郎
    Yutaro Yamaoka
    瀬戸口稔彦
    Toshihiko Setoguchi
    寺沢良則
    鈴木航
    江草知通
    林慶一
    山岡祐太郎
    瀬戸口稔彦
    三菱重工環境·化学エンジニアリング株式会社では,施設運転を司る重要機器の健全性を保ちながら蒸発量,排ガス濃度の出力値を最適化すると同時に属人的要素を排除した高度自動運転化が可能な次世代型のAI遠隔監視·運転支援システムMaiDAS®を開発した。本システムを活用してLHV(Low Heating Value),ごみ供給量,燃焼状態などをリアルタイムに予測し,制御する高度自動化運転により運転時の手動回数の大幅な削減が可能で,主蒸気流量も安定化できることを確認した。上記システムに加え既開発済のごみピット撹拌·供給支援システムを高度化することでごみ焼却施設の持続可能性を追求した安定稼働とコスト削減の両立ができると判断された。

    製品・技術