三菱重工技報
    Vol. 59 No. 1 (2022)   新製品·新技術特集
    技術論文

    製造業,エネルギー関連施設へのCO2回収技術の適用

    CO2 Recovery Technology Applied for Varied Fields such as Manufacturing Industries or Energy Related Facilities

    仙波範明
    Noriaki Senba
    秋山知雄
    Tomoo Akiyama
    中川慶一
    Kei-ichi Nakagawa
    辻内達也
    Tatsuya Tsujiuchi
    米川隆仁
    Takahito Yonekawa
    乾正幸
    Masayuki Inui
    仙波範明
    秋山知雄
    中川慶一
    辻内達也
    米川隆仁
    乾正幸

    三菱重工グループでは,三菱重工エンジニアリング株式会社にて独自の吸収液を用いたCO2回収技術を有しており,世界最大規模のCO2回収プラント(約5000t/日)を米国に建設している。しかし,これまでの実績は石炭火力発電の排ガスや化学プラント内の排ガスへの適用に留まっている。近年のCO2排出抑制の社会的ニーズに対応するため,これまで適用例のない産業セクタの排ガスに対しても,この技術を適用すべく検討に着手している。本報にて,これまでの検討事例及び今後の取組みについて紹介する。