三菱重工技報
    Vol. 59 No. 1 (2022)   新製品·新技術特集
    製品紹介

    放電技術を適用した大規模空間向け空気浄化装置オゾピュア及びオゾンレイザー

    Air Purification Systems for Large Scale Space Applied Electric Discharge Technology,"Ozopure" and "Ozone Raiser"

    三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
    営業窓口:営業本部 第二部

    近年,微小粒子状物質(PM2.5)や黄砂·花粉等の大気汚染物質に加え,菌·ウイルスによる健康被害への対策として,それらの除去ニーズが高まっている。それに対し,三菱重工パワー環境ソリューション株式会社は,発電設備の総合排煙処理システム(AQCS:Air Quality Control System)で培った電気集じん装置(Electrostatic Precipitator,以下,EP)の固有技術を応用して,大規模空間を効果的に浄化する2方式の空気浄化装置を開発·製品化した。いずれも,放電技術を利用して装置内で生成したオゾンによりウイルスの活動を抑制する効果が期待でき,静電気力で微粒子を高効率で捕集する"オゾピュア"と,オゾン散布に特化した可搬型で必要な場所に移動可能な"オゾンレイザー"のラインアップから,用途に応じて選ぶことができる。本報では各製品の特長と,病院施設での運用事例について紹介する。