三菱重工技報
    Vol. 56 No. 4 (2019)   冷熱特集
    技術論文

    R32冷媒に代わる低GWP冷媒を搭載したルームエアコン実証機の開発

    Development Demonstration Unit of the Small-Capacity Residential Air-Conditioner Adopting the Low-GWP R454C Refrigerant

    平松誠司
    Seiji Hiramatsu
    塩谷篤
    Atsushi Enya
    平松誠司
    塩谷篤

    地球温暖化対応として各種規制が進められ多様な対策が進められている中,冷熱関係では省エネだけでなく環境負荷の少ない冷媒への転換が求められている。三菱重工サーマルシステムズ(株)は,地球温暖化係数(Global Warming Potential)が極めて低い冷媒R454Cを採用し,温暖化の影響を当社従来機種より90%以上削減し,環境性を高めたルームエアコンの実証機を開発した。