三菱重工技報
    Vol. 56 No. 2 (2019)   M-FET特集
    製品紹介

    高効率2MW高速ガスエンジンの開発(9000時間超の運転評価完了)

    Development of High Efficiency 2MW High Speed Gas Engine (Completion of the Evaluation Test Operation for Over 9,000 Hours)

    三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
    エンジン
    エナジー事業部 営業部
    プロジェクト課

    ガスエンジン発電は,排出CO2が石炭や重油に比較して少ない天然ガスを燃料とし,排ガスもクリーンであるうえ,単体での熱効率も高いため,分散電源として重要な位置を占めている。しかし,お客様が設備を導入するにあたっては,系統電力の電気代に対してガスエンジン発電設備による発電単価をいかに下げられるかがポイントとなる。すなわち高い発電効率の実現が重要な商品力となる。また都市部での使用においてはいかにパッケージサイズをコンパクトにするかも大きな商品力となる。三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)では,これらのニーズに対応するために,世界最先端の燃焼制御技術,過給技術を適用した2MW級新型ガスエンジンG16NBを開発中であり,概要を紹介する。