三菱重工技報
    Vol. 48 No. 1 (2011)   新製品·新技術特集
    技術論文

    石炭焚き火力から環境に配慮した 最新F形ガスタービンコンバインドプラントへのリプレース

    -東北電力(株)仙台火力発電所第4号機-

    Renewal to High Efficiency GTCC Power Plant with the Latest F type Gas Turbine
    - Sendai No.4 Power Station of Tohoku Electric Power Co., Inc -

    木村秀夫
    Hideo Kimura
    井上昌和
    Masakazu Inoue
    西村英彦
    Hidehiko Nishimura
    藤本喜敏
    Kiyoshi Fujimoto
    本多正人
    Masato Honda
    木村秀夫
    井上昌和
    西村英彦
    藤本喜敏
    本多正人

    東北電力(株)仙台火力発電所は昭和34年に営業運転を開始した石炭·重油焚き(175MW×1),石炭焚き(175MW×2)コンベンショナルプラントを廃止し,天然ガス焚きの最新1400°C級大型M701F4ガスタービンを採用した一軸コンバインドプラントへリプレースを計画し,平成22年7月に営業運転を開始した.このリプレース工事の完了によって窒素酸化物排出量をリプレース前の約1/20へ低減,さらに二酸化炭素排出量を半分以下へ低減し,環境性能の高い発電所として順調に運転が続けられている.また,本プラントは"Projects of the Year 2010 Awards"(Power Engineering社主催)にてBest Gas-fired Projectに選出された.