三菱重工技報
    Vol. 48 No. 1 (2011)   新製品·新技術特集
    技術論文

    低炭素化社会に貢献する,快適で街にやさしい次世代公共交通

    -電気バスインフラシステムプロジェクト-

    The Next Generation Public Transportation that Contributes to Low Carbon Society
    - The Electric Bus Infrastructure System Project -

    角濱義隆
    Yoshitaka Kakuhama
    加藤仁
    Jin Kato
    福泉靖史
    Yasushi Fukuizumi
    渡部正治
    Masaharu Watabe
    藤永隆
    Takashi Fujinaga
    多田卓哉
    Takuya Tada
    角濱義隆
    加藤仁
    福泉靖史
    渡部正治
    藤永隆
    多田卓哉

    日本の大幅なCO2削減目標に向け自動車由来のCO2排出削減は急務である.公共交通としての電気バスはそれ自体のCO2削減はもとより,自家用車からのモーダルシフトによるCO2削減効果が大きい.電気バスの実用化と普及には,給電時間の短縮や交通インフラシステムの構築,利便性·快適性の向上が必要.交通機関由来電力需要増と再生可能エネルギー利用促進の観点から検討されている低炭素化社会の実現において電気バスシステムの蓄電も重要となる.また国交省"環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験"参画についても説明する.