三菱重工技報
    Vol. 41 No. 6 (2004)   船舶·海洋特集
    技術展望

    最近の大型コンテナ船の技術動向(技術展望)

    Technical Trend of Recent Large Container Ships

    上田直樹
    Naoki Ueda
    大竹和彦
    Kazuhiko Ohtake
    坂本利伸
    Toshinobu Sakamoto
    西村信一
    Shinichi Nishimura
    森 英男
    Hideo Mori
    上田直樹
    大竹和彦
    坂本利伸
    西村信一
    森 英男

    1968年に日本で最初のコンテナ船"箱根丸"を引き渡して以来,当社は常に最先端の技術を織り込んだコンテナ船を開発·建造し,技術的なリーダーシップを取ってきた.80年代後半にそれまでの常識であったパナマックス(パナマ運河可航最大)サイズを越えるポストパナマックス船が登場してから,コンテナ輸送需要増加と運航経済性追求のために船型の大型化に拍車が掛かっており,最近では7000TEUを越えるメガコンテナ船が大量に建造されている.本報では最近の大型コンテナ船の技術的特徴と大型化,環境対策,高速化とライフタイムサポートをキーワードに今後の大型コンテナ船開発における当社の取り組みについて紹介する.