三菱重工技報
    Vol. 61 No. 2 (2024)   プラント·インフラドメイン特集
    技術論文

    VR技術を活用した新交通システム車両の乗り心地体感システムの開発

    Development of Ride Comfort Experience System for Automated Guideway Transit Using Virtual Reality Technology

    川内章央
    Akihisa Kawauchi
    和田俊幸
    Toshiyuki Wada
    矢延雪秀
    Yukihide Yanobu
    内田浩二
    Koji Uchida
    工藤敏文
    Toshifumi Kudo
    川内章央
    和田俊幸
    矢延雪秀
    内田浩二
    工藤敏文

    近年,各種乗り物の快適性向上に関するニーズは高く,三菱重工業株式会社の製品であるAGTでも,種々の対策による車両の低振動化による乗り心地向上を実施してきた。これまではその効果を体感するために実車走行試験による検証が必要であったが,この度,VRとモーションチェアを活用して実際に車両に乗車する体験を可能とする可搬型の体感システムを開発した。実車に近い乗り心地を再現することで,実車走行なしで様々な検証を可能としており,本報ではその取組みについて述べる。