三菱重工技報
    Vol. 55 No. 4 (2018)   パワードメイン 新事業特集
    技術論文

    現状把握·目的設定を経て最適化を行う共創プロセスでプラントのオペレーション事業をAIがサポート

    One Stop Solution from Understanding Facts, Setting Goals, to Optimization AI Support for Plant Operation

    加藤雄大
    Yudai Kato
    山科勇輔
    Yusuke Yamashina
    篠原英浩
    Hidehiro Shinohara
    平田瑞穂
    Mizuho Hirata
    後藤善則
    Yoshinori Goto
    金井紀隆
    Noritaka Kanai
    加藤雄大
    山科勇輔
    篠原英浩
    平田瑞穂
    後藤善則
    金井紀隆

    独自のAI & IoT技術を駆使した総合的なエネルギーソリューションサービスであるENERGY CLOUD® Serviceを,ごみ焼却プラントにおける運転業務の効率化に適用したプロジェクト事例を紹介する。問題解決に向けたアプローチとして,運転員とプラントの両面から現状を把握し,多様な分野のエキスパートを巻き込んだ目的設定を基に最適化を実施した。結果として将来燃焼するごみの発熱量を95%以上の精度で予測した上で,ベテランのノウハウを融合した運転ガイダンスを提示することで従来よりも迅速かつ個人の技量に依存しない運転意思決定の支援を実現した。