三菱重工技報
    Vol. 51 No. 3 (2014)   機械·設備システム特集
    技術論文

    過酷な環境下で高精度検出を可能とした熱間圧延用インライン形状計の開発

    Development of Strip Shape Meter with High Accuracy under Severe Condition for Hot Strip Mill

    金森信弥
    Shinya Kanemori
    木ノ瀬亮平
    Ryohei Kinose
    馬庭修二
    Shuji Maniwa
    大和田隆夫
    Takao Owada
    古元秀昭
    Hideaki Furumoto
    末田茂樹
    Shigeki Sueda
    金森信弥
    木ノ瀬亮平
    馬庭修二
    大和田隆夫
    古元秀昭
    末田茂樹

    三菱日立製鉄機械(株)は,高温·水蒸気·粉塵等の過酷な環境下でも高精度に鋼板形状を計測できる鋼板接触型の熱間圧延用インライン形状計を開発·製造·販売している。この形状計により,熱間圧延ラインでの鋼板形状を常時高精度で計測でき,通板性を改善することができる。本装置は板幅方向に7分割のセグメントから構成され,各セグメントにトルクメーターを配置することで,低ヒステリシスを実現した。また,内部水冷の採用により,過酷な環境下でも十分な耐久性を有しており,実機ラインで約8年以上順調に稼働中である。本稿では,これら形状計の開発内容について紹介する。