三菱重工技報
    Vol. 44 No. 4 (2007)   発電技術特集
    特集論文

    石油コークス専焼発電プラント運転実績

    Continuous Operation and Maintenance Results of Power Station with Petroleum Coke Firing Boiler

    平山靖記
    牧浦秀治
    菱田正志
    荒川善久
    山本禎久
    岡元章泰

    石油コークス(以下PC:Petroleum Coke)は石油精製で発生する副産物である.近年は石油精製での深絞り技術発展に伴い,より低揮発分·低品位化したPC が世界的に過剰となる事が予想されている.これを発電用燃料として使用すれば,今後5 ~ 20 年間で最も経済性が高い燃料になると見込まれる.こうした状況を背景に当社では,(株)フロンティアエネルギー新潟向けにPC 専焼発電プラントを建設し,2005 年7 月から営業運転を開始した.重油など助燃燃料との混焼によるPC 焚きボイラが多い中,PC専焼で安定燃焼可能な発電用大型ボイラとして国内外の注目を集めている.本報では通常運転と,2006年4月の初回定検実績も含めた,PC専焼発電プラント技術の特徴を紹介する.