三菱重工技報
    Vol. 44 No. 4 (2007)   発電技術特集
    特集論文

    高効率ガスタービンの運転実績と今後の開発動向

    Operating Status of Uprating Gas Turbines and Trend of Gas Turbine Development in the Future

    塚越敬三
    六山亮昌
    正田淳一郎
    岩崎洋一
    伊藤栄作

    これまで発電用大型ガスタービンの開発は,冷却技術や材料技術などの要素技術を中心とした高温化技術で熱効率の向上に注力してきた.当社は1980 年代に1 100 °C級D 形ガスタービンを開発し,世界初の大型コンバインドサイクル発電所を設置し,運転に成功した.以来,更に高温化させたF形/G形ガスタービンを開発し,国内外に多数納入し,順調な運転実績を示した.その後も当社は継続的にF 形/G 形ガスタービンの改良を実施し,その良好な運転実績を上げてきている.一方で当社は,更にタービン入口温度を上げ大幅な熱効率上昇をねらった次世代の1 700 °C級ガスタービンの要素技術開発を国家プロジェクトに参画して進めている.