三菱重工技報
    Vol. 41 No. 4 (2004)   未来を守る地球環境特集
    特集　技術論文
    ニ次燃焼炉付き外熱式ロータリーキルンガス化炉によるPOPs等廃農薬無害化処理

    Optimum Treatment of Agricultural Chemical POPs (Persistent OrganicPollutants) by Indirect Heating Rotary Kiln Gasfire with Secondary Combuster
    米田健一
    Kenichi Yoneda
    奥野　敏
    Satoshi Okuno
    荒岡　衛
    Mamoru Araoka
    甘利　猛
    Takeshi Amari
    青木泰道
    Yasumichi Aoki
    米田健一
    奥野　敏
    荒岡　衛
    甘利　猛
    青木泰道
    POPs等廃農薬の高効率分解を目的に二次燃焼炉付き外熱式ロータリーキルンガス化炉を用いて,廃農薬の無害化処理実証試験を実施し,POPs分解率99.9999％以上を得た.また廃農薬中ダイオキシン類濃度は5.5ng-TEQ/gでありダイオキシン類の分解率(TEQ)は99.7％以上で,分解後廃農薬中ダイオキシン濃度は最大0.11ng-TEQ/g(飛灰)と安全なレベルまで無害化処理された.安全な操業,環境保全を実現する実機の設計·建設は十分に可能であり,POPs等廃農薬処理に期待できる.

    製品・技術