三菱重工技報
    Vol. 40 No. 6 (2003)   先進技術特集
    特集 技術論文

    携帯電話と狭域無線通信を融合した道路課金システム

    Electronic Road Pricing System Using the Mobile Phone

    村越英之
    Hideyuki Murakoshi
    前田孝士
    Takashi Maeda
    下田智一
    Tomokazu Shimoda
    森下慶一
    Keiichi Morishita
    田中将憲
    Masanori Tanaka
    村越英之
    前田孝士
    下田智一
    森下慶一
    田中将憲

    近年,交通渋滞問題を抱える世界各都市で,交通量制限の有効な手段として,道路課金(ロードプライシング)システムの導入が検討されている."携帯電話と狭域無線通信を融合した道路課金システム"は,モバイル通信のインフラとして確立した携帯電話を利用し,低コストの車載器をユーザに提供するもので,道路課金システムの都市部導入の実現性を高めるものである.今回試作システムの実車走行試験により,通信性能及び運用上の問題を検証し,システムの実用化へのめど付けができたので報告する.