三菱重工技報
    Vol. 54 No. 4 (2017)   航空宇宙特集
    技術論文

    複合材の最新非破壊検査技術

    The State-of-the-art Non Destructive Inspection Technology for Composite Materials

    植松充良
    Mitsuyoshi Uematsu
    下向貴仁
    Takahito Shimomukai
    久瀬善治
    Yoshiharu Kuze
    竹本浩
    Hiroshi Takemoto
    小林誠治
    Seiji Kobayashi
    田中章悟
    Shogo Tanaka
    植松充良
    下向貴仁
    久瀬善治
    竹本浩
    小林誠治
    田中章悟

    複合材は,軽量·高強度·耐腐食性という利点から航空宇宙機器の構造材料への適用は増加傾向にある。それに伴って,複合材製品品質を担保するための非破壊検査技術に対してより高精度かつ高効率な評価が求められている。そこで当社では,複雑形状に対応するTime-Reversalフェーズドアレイ超音波探傷技術,表面リンクル(繊維のしわ)高さを効率的に計測する近赤外光断層画像化技術,従来の非破壊検査では検出できない弱接着を検出するレーザ接着部検査技術,非認定作業者でも可能な衝撃損傷簡易検査技術の適用検討·開発を推進している。