三菱重工技報
    Vol. 49 No. 3 (2012)   工作機械特集
    技術論文

    横形中ぐりフライス盤MAF-Cの新補正システムによる精度向上

    Accuracy Improvement Technology of the Floor-type Horizontal Boring Mills MAF-C

    古立哲
    Satoshi Furutate
    久良賢二
    Kenji Kura
    田内拓至
    Hiroyuki Tauchi
    長谷川智治
    Tomoharu Hasegawa
    上條学
    Manabu kamijo
    藤原真也
    Shinya Fujihara
    古立哲
    久良賢二
    田内拓至
    長谷川智治
    上條学
    藤原真也

    横中ぐりフライス盤は,中ぐり主軸とラムの突出しにより,その自重によるたわみや重心変化による機械本体の変形が発生し,各軸の真直度や直角度が変化する問題を根本的に抱えている.従来の機械も精度補正機構を備えているが,アタッチメントを取り付けた際には変形が更に大きくなり,高精度加工を行う際はラム移動に替わりテーブル移動を使用するなど運用面で解決していた.しかしテーブル送りを備えていない機械もあり,横中ぐりフライス盤で門形機と同程度の加工精度を達成する機構として新たな運動精度補正技術を開発した.