三菱重工技報
    Vol. 42 No. 3 (2005)   発電技術特集
    特集　技術論文
    迅速な復旧を可能にする"アモルファス接合法を適用したボイラ火炉壁管補修技術"

    Repair Technology with Liquid Layer Diffusion Bonding for Pipes Installed in Furnace Wallsof Existing Boilers
    児玉　克
    Masaru Kodama
    大塚　孝
    Takashi Otsuka
    松井正数
    Masakazu Matsui
    小林雅浩
    Masahiro Kobayashi
    松本真太郎
    Shintaro Matsumoto
    児玉　克
    大塚　孝
    松井正数
    小林雅浩
    松本真太郎
    発電設備の延命化に強い要求がある中,不適合発生に対して迅速かつ信頼性良く,さらに低コストで復旧できる補修技術が求められている.本論文では,火炉壁管の不適合に対し迅速な復旧を目的に,アモルファス接合法の特長を生かした新しい補修技術を開発した.本技術により,従来,必要とした炉内での足場仮設が不要となり復旧工事の大幅な短縮と,送電の迅速な再開が期待できるようになった.現在,本技術を適用したアモルファス接合継手の信頼性を最終確認するため,実機ボイラでの暴露試験を継続中である.

    製品・技術