三菱重工技報
    Vol. 57 No. 4 (2020)   原子力特集
    技術論文

    軽水炉燃料の高度化に対する取組み

    - M-ReXTM及び事故耐性燃料被覆管の開発 -

    Development of M-ReXTM for High Reliability and High Seismic Performance, and Study for Development of Accident Tolerance Fuel cladding

    下村尚志
    Takashi Shimomura
    佐藤大樹
    Daiki Sato
    尾上昌晃
    Masaaki Onoue
    村上望
    Nozomu Murakami
    下村尚志
    佐藤大樹
    尾上昌晃
    村上望

    軽水炉の安全性向上と信頼性向上に向けた活動の一環として,三菱重工業(株)と三菱原子燃料(株)では,軽水炉燃料の高度化に取り組んでいる。短中期的には,軽水炉の安定かつ計画的な運転に向け,燃料の耐震性や信頼性向上を目指し,M-ReXTM(MNF Robust and eXcellent performance fuel assembly)を開発中である。また,中長期的には現行のZr基合金よりも事故耐性が向上するクロム(Cr)コーティングジルコニウム(Zr)基合金製燃料被覆管を開発し,さらに高い事故耐性が期待できるシリコンカーバイド(SiC)製の燃料被覆管の開発も視野に入れている。本報ではこれらの取り組みの概要について述べる。