三菱重工技報
    Vol. 48 No. 3 (2011)   発電技術特集
    技術論文

    最新の製鉄所副生ガス焚き ガスタービンコンバインドの開発状況

    Development of the Leading Technology of Low BTU Gas Firing Gas Turbine Combined Cycle Plant for Steel Works

    小森豊明
    Toyoaki Komori
    山上展由
    Nobuyuki yamagami
    島村裕
    Yutaka Shimamura
    小森豊明
    山上展由
    島村裕

    近年,製鉄所納めのBFG(高炉ガス)焚きガスタービン設備において,さまざまな顧客のニーズを受けている.特に,BFGを増熱するCOG(コークス炉ガス)量の削減や窒素ガスの削減の強い要求がある.これに対して,当社は中国の既設発電設備の実機において,M701SDA によるCOGを削減した低カロリー運用,M251Sによるゼロパイロット運用,M251Sによる高カロリー運用,の確認運転を行った.その結果,無負荷及び定格負荷,負荷遮断とも問題なく運転ができたことを確認し,顧客ニーズに応える様な運用性の改善を行った.現在,ほかの顧客への展開を行っている.以下において本内容を紹介する.