三菱重工技報
    Vol. 47 No. 2 (2010)   交通·物流特集
    技術論文

    ボイラ寿命評価システム(B-LECCS)の開発

    Development of Boiler Life Estimation of Creep and Corrosion System "B-LECCS"

    佐々木宏二
    Kouji Sasaki
    川上善道
    Yoshimichi Kawakami
    上林正和
    Masakazu Kamibayashi
    山田健治
    Kenji Yamada
    佐藤繁博
    Shigehiro Satou
    大崎展弘
    Nobuhiro Osaki
    佐々木宏二
    川上善道
    上林正和
    山田健治
    佐藤繁博
    大崎展弘

    国内外で稼働中の自家発ボイラの多くは,既に運転時間が15万~35万Hrに達しており,長時間運用に伴うボイラの漏えい事故を未然に防止するため,余寿命診断がますます重要になってきている.しかしながら,コストと労力を要する点検時期を合理的に決定することは困難であった.そこで,このたび,過去30年以上の点検結果を統計的に解析して,ボイラの運用年数,燃焼形式,設計圧力,温度等の諸元をもとに,チューブのクリープや腐食減肉に対する余寿命を予測し,詳細点検時期の決定につなげられるシステムを構築したので,これを紹介する.