三菱重工技報
    Vol. 62 No. 1 (2025)   新製品·新技術特集
    製品紹介

    省人化/自動化ニーズに対応する自律移動型人協働ロボットプラットフォーム

    Autonomous Mobile Robot System to Meet the Needs for Human Resource Minimization and Factory Automation "Collaborative Robot Platform"

    総合研究所 機械研究部

    少子高齢化の進行による労働人口の減少,グローバル競争の激化による労働コストの削減などの動きが進行しており,製造現場における省人化·自動化のニーズはますます高まっている。一方,大規模な製造自動化システムの導入が困難な多品種·少量生産の製造現場では,作業者と共同で作業できる人協働ロボットを導入することで,生産効率の向上を期待できる。三菱重工業株式会社総合研究所では,自律移動型人協働ロボットプラットフォームを開発した。このシステムはロボットが作業現場まで自走し,作業毎に必要な先端ツールを脱着することで,多様な作業に対応できることが特長であり,三菱重工グループのさまざまな製造現場への導入を進めている。このシステムの概要·特長を本報にて紹介する。