三菱重工技報
    Vol. 59 No. 1 (2022)   新製品·新技術特集
    技術論文

    社会インフラのレジリエンス向上に貢献する防災シミュレーション技術

    Disaster Prevention Simulation Technologies for Improving Resilience of Social Infrastructures

    四條利久磨
    米田次郎
    岡藤孝史
    杉山貞人
    藤田豊
    西川豊治

    気候変動に起因する気象災害が近年国内外で激甚化しており,今後社会インフラには,気候変動リスクに対する分析·適応とレジリエンス(強靭性·回復力)の向上が求められる。三菱重工業株式会社は,レジリエンスを向上させるインフラ製品·サービスの顧客への提供を通じ,安全·安心な社会の構築に貢献することを目指している。当社総合研究所は,洪水,津波,地震,台風,火災,漏洩爆発など多様な災害に対して,インフラの被害を予測し被害軽減対策を検討できる独自のシミュレーション技術を有しており,実機への適用を推進している。本報では,これらの解析,評価技術の概要,実機への展開例などを紹介する。