三菱重工技報
    Vol. 58 No. 2 (2021)   物流·冷熱·ドライブシステムドメイン特集
    技術論文

    省エネ性と快適性を両立させた調湿外気処理直膨式エアハンドリングシステム(ダイレクトX Comfort)の開発

    Development of Humidity Control Outdoor Air Processing AIR HANDLING System (Direct X Comfort) Achieving both Energy Saving and Comfort

    松尾一哉
    所谷雅史
    阪口知宏
    河西竜也
    千賀匡悟

    現在,ビル空調の省エネの一手法として冷房設定温度を上げることが推奨されている。しかし多くの空調機器は乾球温度制御に限られており,梅雨時には潜熱分の除湿能力が不足し,不快感を発生させる場合が存在する。この不快要因である潜熱負荷は換気による外気導入に一因があることが多い。今回,従来の外気処理用直膨式エアハンドリングシステムに,露点温度を制御する冷却除湿機能と排熱利用再熱機能を追加した調湿外気処理直膨式エアハンドリングシステム(ダイレクトX Comfort)を商品化した。本機は,再熱用熱源にヒートポンプ排熱を利用することで,再生用熱源に電気ヒータを用いた従来のデシカント方式対比で消費電力60%低減を達成した。