三菱重工技報
    Vol. 57 No. 4 (2020)   原子力特集
    技術論文

    福島第一原子力発電所の早期収束安定化

    - これまで経験したことのない未知なる領域,燃料デブリ取り出し他への取組み -

    Mitsubishi Activities for Stabilization and Decommissioning of Tokyo Electric Power Company Fukushima Daiichi Nuclear Power Station
    -Efforts to Unknown Territory with no Previous Experience ; Fuel Debris Retrieval -

    藤本博之
    Hiroyuki Fujimoto
    河西賢一
    Kenichi Kawanishi
    山本暁男
    Akio Yamamoto
    下鍋典昭
    Noriaki Shimonabe
    島田隆
    Takashi Shimada
    涌田邦晴
    Kuniharu Wakuda
    藤本博之
    河西賢一
    山本暁男
    下鍋典昭
    島田隆
    涌田邦晴

    三菱重工業(株)は,福島第一原子力発電所事故の初期段階より,早期安定化に向けて,原子力分野のこれまでの経験を活かしながら,総合研究所や社内他部門の技術力及び国内外他社との積極的な連携により,多様な支援を行ってきた。本報では,これまでの取組みを技術的側面から紹介する。また,今後早期安定化達成の根幹で,最も技術的ハードルの高い燃料デブリ取り出しが計画されており,技術開発への参画,各種対応を積極的に進め,早期安定化の実現に貢献して行く所存である。