三菱重工技報
    Vol. 57 No. 4 (2020)   原子力特集
    製品紹介

    使用済燃料乾式貯蔵キャスク

    - 安全性·経済性の両立 -

    Dry Storage Cask for Spent Nuclear Fuel - Compatibility of Safety and Economy

    原子力セグメント
    機器設計部

    安全が確認された原子力発電所の再稼働の進展や運転開始から相当期間を経た原子力発電所の廃炉の進展に伴い,相当数の使用済燃料が発生することから,使用済燃料対策が重要課題となっており,安全性の高い輸送·貯蔵兼用キャスク(乾式キャスク)による乾式貯蔵への取組みが推進されている。当社は,原子力総合メーカとして安全·安心な乾式貯蔵の早期実現に貢献すべく,当社にて開発し規制当局から型式認証を受けた乾式キャスクをはじめとし,燃料タイプやお客様ニーズに合わせて多様な乾式キャスクの提供が可能であることを紹介する。