三菱重工技報
    Vol. 56 No. 1 (2019)   新製品·新技術特集
    技術論文

    コンバインドサイクルHRSG配管減肉モニタリング技術(薄膜UT)の開発とHigh-AVT水処理による減肉抑制効果の検証

    Development of Thickness Trend Monitoring Technology (Thin-Film UT Sensor) and Field Verification of Water Treatment Technology (High-AVT) for HRSG FAC Control

    浦田直矢
    Naoya Urata
    椿﨑仙市
    Senichi Tsubakizaki
    青木 清隆
    Kiyotaka Aoki
    山本裕子
    Yuko Yamamoto
    平﨑敏史
    Toshifumi Hirasaki
    飯田純也
    Sumiya Iida
    浦田直矢
    椿﨑仙市
    青木 清隆
    山本裕子
    平﨑敏史
    飯田純也

    火力発電プラントのコンバインドサイクルHRSG(Heat Recovery Steam Generator)では,節炭器において流れ加速型腐食(FAC:Flow Accelerated Corrosion)による配管減肉が発生している。材質変更や水処理最適化によるFAC低減対策を検証するため,ユニット運転中に高温 配管の肉厚測定が可能な耐熱性薄膜型UT(Ultrasonic Testing)センサを開発した。本技術の 性能評価のため,東京電力フュエル&パワー(株)の実機プラントにおいて薄膜UTを用いた配管減肉モニタリングを行い,High-AVT水処理適用によるFAC低減効果を検証することができた。