三菱重工技報
    Vol. 55 No. 4 (2018)   パワードメイン 新事業特集
    技術論文

    コンバインドサイクルHRSGのアルカリ腐食検査技術の開発
    (空気圧搬送ECT)

    Development of Inspection Technology for HRSG Caustic Gouging
    (Air Pressure Conveyance ECT)

    浦田幹康
    Mikiyasu Urata
    山口岳彦
    Takehiko Yamaguchi
    浦田直矢
    Naoya Urata
    中原強
    Tsuyoshi Nakahara
    黒澤裕也
    Yuya Kurosawa
    高橋春女
    Haruna Takahashi
    浦田幹康
    山口岳彦
    浦田直矢
    中原強
    黒澤裕也
    高橋春女

    火力発電プラントのコンバインドサイクルHRSG(Heat Recovery Steam Generator)伝熱管では,アルカリ腐食等による管内面側の腐食減肉の発生が懸念される。三菱重工業(株)及び三菱日立パワーシステムズ(株)では,伝熱管の腐食減肉部をスケールを除去せずに計測可能な技術として空気圧搬送ECT(Eddy Current Testing:渦電流探傷法)検査システムを開発した。また,本技術の性能評価のため,東北電力(株)仙台火力発電所4号機HRSGにて検証試験を実施し,良好な結果が得られた。