三菱重工技報
    Vol. 54 No. 3 (2017)   三菱日立パワーシステムズ特集
    製品紹介

    韓国初の石炭焚き1000MW級超々臨界圧ボイラの特徴と運転実績

    -韓国東西発電(株)唐津9号,10号機ボイラプロジェクト-

    Commencement of Commercial Operation of First Supercritical 1000MW Class Coal
    -Fired Boiler in Korea - Korea East-West Power Co. Ltd. Dangjin Thermal Power Plant Unit 9&10 -

    三菱日立パワーシステムズ株式会社
    エンジニアリング本部
    電力プロジェクト総括部
    呉プロジェクト契約遂行部
    輸出グループ

    韓国では経済成長に伴い,電力需要が堅調に増加している。韓国においても新規発電所建設が計画される中で,発電ユニットの出力増加,蒸気条件向上とステップアップが図られてきた。その流れの中で,韓国東西発電(株)唐津9号,10号機は,韓国では初の大容量1000MW級超々臨界圧ボイラとして計画され,2016年に運転開始以降,安定した商業運転が続けられている。