三菱重工技報
    Vol. 52 No. 4 (2015)   新製品·新技術特集
    技術論文

    火力発電プラントの非破壊検査技術

    Non Destructive Inspection Technology for Thermal Power Plant

    浦田幹康
    Mikiyasu Urata
    青木清隆
    Kiyotaka Aoki
    浦田直矢
    Naoya Urata
    田上光一
    Koichi Tagami
    近藤学
    Manabu Kondo
    松本真太郎
    Shintaro Matsumoto
    浦田幹康
    青木清隆
    浦田直矢
    田上光一
    近藤学
    松本真太郎

    火力発電プラントのボイラ設備では,急速な負荷変化や運転モードに応じて様々な損傷が発生する可能性がある。そこで三菱日立パワーシステムズ(株)(以下,当社)では,これら損傷を的確且つ迅速に検出可能な非破壊検査技術を開発している。現在,インナーUT/ケーブルレスインナーUT(Ultrasonic Testing; 超音波探傷試験)による肉厚計測技術,管内挿入式ECT(Eddy Current Testing; 渦流探傷試験)による腐食減肉部検査技術,フェーズドアレイUTによるクリープ損傷検知技術,薄膜UTによる肉厚モニタリング技術など,開発した検査技術について実機ボイラ設備のメンテナンス工事への適用を推進している。