三菱重工技報
    Vol. 51 No. 4 (2014)   航空宇宙特集
    技術論文

    有人船外活動(EVA)支援ロボット実証実験"REX-J"プロジェクトの宇宙実証エクストラサクセス達成

    Extra-success in Space Proven of REX-J(Robot Experiment on JEM) Project

    渡辺晋也
    Shinya Watanabe
    木村卓也
    Takuya Kimura
    村瀬浩史
    Hirochika Murase
    萩原裕介
    Yusuke Hagiwara
    粟屋伊智郎
    Ichiro Awaya
    上田敦史
    Atsushi Ueta
    渡辺晋也
    木村卓也
    村瀬浩史
    萩原裕介
    粟屋伊智郎
    上田敦史

    2008年より開発着手した"REX-J"(Robot Experiment on JEM)は,2012年7月に打上げられ,約1年にわたり国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)日本実験モジュール(JEM:Japanese Experiment Module)"きぼう"の船外実験プラットフォームで,4本のテザー(合成繊維の紐)と伸展式アームを用いたロボット空間移動技術の世界初の宇宙実証を実施し,エクストラサクセスを達成した。本報告では,REX-Jのミッションの概要と要求,ロボット開発と成果,並びに軌道上実験と成果,等について,開発から運用までをまとめて報告する。