三菱重工技報
    Vol. 50 No. 1 (2013)   新製品·新技術特集
    技術論文

    米国電力会社Southern Companyとの石炭焚き火力発電所からのCO2回収·貯留共同実証試験

    Large Scale Demonstration Project for Carbon Capture & Storage from Coal-fired Power Plant in USA

    上條孝
    長安弘貢
    米川隆仁
    島田大輔
    辻内達也
    中山浩次

    発電出力当たりのCO2排出量が多い石炭火力に対するCO2排出削減技術として,CO2回収·貯留(CCS)が期待されている.当社は米国アラバマ州で進められている石炭火力発電所排ガスのCO2回収·輸送·貯留一貫実証試験に2008年から米国 Southern Company(SoCo)と共同で参画し,2011年6月よりアラバマ州のBarry石炭焚き火力発電所において,排ガスからのCO2回収(500t/日規模)を開始し,これまでに(2012年11月末時点),6300時間の稼働時間を達成し,10万トン以上のCO2を回収した.一方,2012年8月より回収したCO2の地中貯留をスタートさせ,3万トン以上のCO2を貯留した.本報ではCO2回収·貯留実証試験の結果と今後の試験計画について紹介する.