三菱重工技報
    Vol. 48 No. 4 (2011)   航空宇宙特集
    製品紹介

    外気温度-25°Cまで使用可能な業務用CO2ヒートポンプ給湯機"キュートン"を開発

    The Development of the CO2Heat Pump Hot Water Supply Unit for Business Use that can be Operated Down to -25 Degrees Celsius of Outside Air Temperature

    冷熱事業本部 ヒートポンプ事業推進室

    給湯機器,暖房機器はオイル,ガス焚きが主流であったが,地球温暖化防止のためCO2排出量の少ないヒートポンプへの移行が進んでいる.特に,Global Warming Potential(GWP) が1であるCO2冷媒を用いたヒートポンプ給湯機は,冷媒の特性上高い出湯温度を得ることができる利点から,温暖な地域を中心に家庭用では既に普及し業務用でも市場に浸透しつつある. 一方,寒冷地では低外気温時の加熱能力低下とエネルギー効率低下から,設置台数増加によるイニシャルコストの増加とランニングコストの増加の問題があり,業務用途では北海道や東北北部の寒冷地で十分普及するに至っていない.当社はこれら課題を克服し寒冷地での地球温暖化防止に貢献するため,新開発の2段スクロータリー圧縮機を採用し低外気温度時の加熱性能を大幅に向上させた業務用CO2ヒートポンプ給湯機"キュートンESA30"(加熱能力30kW,以下キュートン)を開発した.