三菱重工技報
    Vol. 43 No. 4 (2006)   原子力特集
    技術論文

    高信頼性機器の海外展開

    Export of High Performance & High Quality Components

    九冨康博
    日下部隆也
    高田良則
    水谷敏行
    栗村 力
    朝田誠治

    高経年化による高ニッケル合金600 の損傷などを契機として,欧米でPWR プラントの1 次系主要機 器である蒸気発生器,上部原子炉容器,及び加圧器の交換工事が実施あるいは計画されている.当社は 2003 年以降,欧米に蒸気発生器,上部原子炉容器,及び加圧器を輸出している.本稿ではこの一連の機 器輸出工事につき各機器の主要な改善点を中心に概要を紹介する.蒸気発生器は出力向上要求 や伝熱管腐食対応,上部原子炉容器は高ニッケル合金690 並びにキャノピーレス制御棒駆動装置 (CRDM) の採用及び高品質なCRDM 管台のJ 開先溶接,そして加圧器は高出力密度ヒータの採用などの技術 改善を取入れつつ,いずれも短納期の中で法規,コード要求並びに客先仕様と高品質を確保した.