三菱重工技報
    Vol. 40 No. 1 (2003)   三菱重工の昨日·今日·あした
    特集 技術論文

    物つくりの原点-マザーマシン/マシセン昨日·今日·あした

    The Starting Point for "CREATION"-Yesterday, Today, and Tomorrow of "MACHINING CENTER" Called "MOTHER MACHINE"-

    春日井霹
    Heki Kasugai
    藤原彰彦
    Akihiko Fujiwara
    笹井浩昭
    Hiroaki Sasai
    梶山 優
    Masaru Kajiyama
    春日井霹
    藤原彰彦
    笹井浩昭
    梶山 優

    工作機械は,"機械を作る機械"あるいは,"マザーマシン"と呼ばれ,産業製品の製造に不可欠な機械として産業の発展とともに歩んできた.現在,工作機械の中で,NC旋盤と並び広く世の中に普及しているのが,マシニングセンタである.
    マシニングセンタの歴史は,昭和33年(1958年)アメリカのカーネイ&トレッカー社が開発した実用化マシニングセンタ"ミルウォーキマチック"にさかのぼる.この頃から"マシニングセンタ"(以下マシセンと称す)という名称が誕生した.